2017北海道サイクリング七日目

朝起きたら喉は痛くなく、咳もあまり出ず、鼻も詰まっていなかった。熱っぽくもないので薬が効いて来たのかな。。そして天気は7日目にしてやっと晴れと言っていい天気。こんな日を待っていた。今日は知床峠越えがあるけど走る距離は105kmと短いのでのんびりやっていく。

コース概観 (google map)

9時頃宿を出発して、ウトロへ。少し向かい風だったが、天気が良いうえに道に継ぎ目がないので30km/h弱ぐらいで流してオシンコシンの滝、ついでウトロに着いたのは11時過ぎ。

セイコーマートで登坂前のエネルギー追加のため、(いまさら感あるけど)ソフトカツゲンセイコーウィダーインを買った。外で座り込んで飲んでいたときに店員さんに話しかけられたので、自転車のメーカーの話や知床サイクリングサポートの話を少しした。店員さんの自転車は SCHWINN だそうだ。

そしていよいよ登坂開始。150mほど登って知床自然センターへ。先日メーメーベーカリーで買ったパンを二つ食べ、知床八景のフレペの滝まで往復2kmほど散歩。戻ってさらにコケモモソフトでエネルギーを再追加していたら13時を過ぎていた。ちょっとのんびりし過ぎかな。

急ぎ出発してすぐ、何か巻き込んだような感じで進みが遅くなり、あれっと思って後ろを見ると、暑いかなと思って脱いでサドルバッグにしまった長袖のアンダーウェアがスプロケットに巻き込まれていたorz 巻き込まれたウェアを逆回転で取り出すと、小さい穴が空いてしまっていてがっくり。。

その後、少し勾配がきつくなったところで、一番軽いギアにしているはずなのにどうもギアが重いな、と後ろを確認すると一番軽いギアに入っていない。その後何度かシフトレバーで操作したが入らず。これは辛い。初日にリアディレイラーを取り付けた時に、再調整しなかったのがまずかったようだ。23のスプロケで走るにはきつい勾配だけど心を無にして登る。

それでも何度か休みながら知床峠に到着。去年は峠まで100mぐらいのところから雨が降っていたが、今年は晴れてて最高!しかし、後で調べたら羅臼岳をバックにとる撮影スポットがあったらしい。しまった。

景色を一望して十分満足したのち、14:30頃ダウンヒル開始。カーブのRがきついのと、風が強いので慎重に降りて熊の湯へ。知床峠へはウトロがと羅臼側から登る選択肢があるが、下りに温泉があるこっちのルートの方が良い。ダウンヒルの眺望も良いし、左車線なので海もよく見える。立ち寄った熊の湯では、常連さんとお話ししながら45-46度程度の熱い温泉で体を温めた。15時前に着いて、30分ぐらい。

その後はスイスイと降りて羅臼側へ。去年は道の駅でご飯食べたり、お土産物屋さんで試食でカニを全種類もらったりした記憶があるけど、今年は先を急ぐ。今日の宿のモシリバまで快調に飛ばしていたらややハンガーノック気味に。。やはり携帯食は常備していないとダメだ。とりあえず風邪対策で買っていたVicksで凌いでモシリバに17時過ぎに到着。いやー今日は最高のサイクリング日和で路面も良かった。このコースは峠らしい峠もあって、北海道でも殿堂入りレベルの快走路。自転車とはほとんどすれ違わなかったけど、走る価値あり。

宿のオーナー夫妻は、去年泊まったことをことを覚えてていてくれて嬉しみ。オーナーさんはいかにも好々爺という感じの方で、奥さんも柔和で人当たりが良い方で素晴らしい。着いたらいつもお茶を一杯とお菓子出してくれて、話しているだけで疲れがどんどん消えて行く。ましゅまろもそうだけど、この方々と再会するために北海道にきているようなものなので、本当に来れて良かった。夕飯は毎年食べてるちゃんちゃん焼き。

宿にはもう一人常連のライダーのお客さんが来ていた。その人はお兄さん家族と10年ぐらい前からずっと一緒に来ていたそうだけど、最近はお兄さん家族が来られなくなってしまったらそうでそれ以来一人で来られているそう。最後にお兄さん家族と来たときに6歳だった子供さんがどう成長したか尋ねるオーナー夫妻のために、LINEで子供とビデオ通話させてあげていて、とても心温まる光景だった。自分は、オーナーが今年に冬に海に来た流氷を切り出して取っておいた氷に、焼酎を注いで飲みながら、その光景をしばし眺めていた。来年も何とか来たいものだ。

今日の進捗
4h43m59s / 105.31km / 22.2km/h
今日は今回初めて本調子で走れて、平均時速も去年の知床峠越えより 0.5km/h ほど速い。こんな日がずっと続いてくれたらいつまでも走っていたいのだけどなぁ。。ここまでで770km越えで目標の800km越えは空港まで直行しても達成できそう。