おまえ山

登山の本を見ていると、5月上旬にシャクナゲミズバショウに彩られる山が幾つかあったことに気づき、少し残念だったが、気を取り直してそれらの山が今どうなっているか様子を見に行くことにした。白山山系の大嵐山に目標を定め、車を1時間ほど走らせたが、生憎国道157から登山口に登る車道が通行止め。大雪の影響だそうな。
仕方なく、白峰近くのおまえ山に目標を再設定し、林西寺前の駐車場に車を置いて、その裏にある登り口から登った。道はあちこちで分岐しており、最初の分岐点で左側に折れたらこれがどうも誤りだったらしく、ずいぶん回り道をしてまた分岐点。左が階段で上っており、右が下りていたので左側に進路を取って上った。本の記述を確認するとどうやら本筋に戻ったらしい。しかし、頂上らしき場所は見通しも悪く、赤いテープが巻かれていただけで拍子抜け。5分ほど下ったところに展望台があり、そこからの白山の遠望・白峰の集落の眺望はなかなかだった。下りは時折きついところがあり、地図中で急坂と書かれたところには、急だからだろう、登るためのロープが渡してあった。下る際には役に立たないので注意して下りると、直に森の中に分け入る格好になり、車道へと抜けた。前回とほぼ同じぐらいの距離だったようだ。登りのきつさはやや控えめだったが、最初道を迷ったのでその分精神的には疲れたような気がする。体重はまた1kg落ちた。
帰りは、白峰温泉総湯に入った。地元の先頭という感じで、白山天望の湯と同じ泉質なのだと思うが、あちらほど肌がツルツルする感じはなく、ちょうど良いように感じた。300円という値段の安さを考えると、なかなかお得だと思う。