査読

最近査読の仕事が良く回ってくるが、大体論文のアブストラクトとイントロを読んだ時点で多くの場合通すか落とすかどちらかの側に決まり、その後の手法や実験を読むときは落とすつもりなら駄目なところに注意して、通すときはいいところに注意して読むような感じになっている。逆に言うと、イントロまででほとんど論文の印象は決まってしまうわけで、書く場合にも特に力を込めて書くべきところなのだなと実感する。特に競合研究の多い分野だと、後で節立てして述べるより前にイントロで関連研究との違いを少ない言葉でハッキリ述べておかないと、新規性の点でかなりぼやけた印象を受けるのは否めない。