相次いで延びる学会締切り

学会の締切りが幾つか延びているようだけど,少なくとも現時点では東日本はまともに研究をできる状況ではないので(少なくとも,3月中で締切りが延びても)やぶ蛇ではないかと思った.情報系は実験を行うのに電気喰いのサーバを立ち上げなければならないので,論文のために実験を追加で行おうとすると被災地の人を踏み台にする結果になりかねない*1.締切りが延びたからと,サーバの立ち上げを強行して電力を大量に使う実験を行う人が出ないか心配だ.論文を出す予定の人は,論文を書く際も節電で,すなわち,論文の writing の質を改善する方向で,頑張ってもらいたいと思う*2
東日本の人たちは,今は論文を出すより先に協力して取り組むべき問題があるはず.一致団結していきましょう.節電の必要のない西日本の人は,東日本の人の分まで産業活動を頑張って欲しい.

*1:実際には,節電+シャットダウンの手間を考えて,メールサーバ等必要最低限のサーバしか立ち上げていない研究室がほとんどではないかと思われる.TV でも計画停電で工場の操業再開の目処が立たない(再開に数日の手間がかかるため)という話をやっていたけど,業種ごとに定休日をスケジューリングするとかしないと今後も長期に渡って幾つかの産業は停滞しそうな予感.

*2:原発の状態がはっきりしないと,仕事に没頭することは難しいと感じる.いずれ,余裕が出てきたらそっち方面で頑張りたい.