指導する学生の数が増え過ぎている

何だか忙しいなと思ったら(半)指導している学生が自分でも良く分からない間に五〜七人ぐらいに増えていて,かつそのほとんどがこの二ヶ月ほど中間審査,輪講,研究会発表などで,複数回発表がある状態になっていた.そのような感じなので,毎日代わる代わる,学生を指導しているだけで時間が過ぎていく.指導の密度も薄まっている感じで,論文のチェックなども,20分ぐらいしかかけられていない.ざっくり10分速読して,global な問題点から指摘/修正する(してもらう)過程を繰り返して,反復的に細部まで読み進め/直し進める iterative deepening.学生の指導もそんな感じになっている気がする.
今日は特に対応した学生の人数が多かったような気がするのでメモしておく.大学に昼頃来て,博士の学生の発表スライドにコメントをして,修士の学生のポスターにコメントして,その後でもう一人の修士の学生の今後の研究方針について議論し,その後2時間ほどお客さんにデモの対応をして,戻ってきたところでさらに別の修士の学生のポスターを確認し,最初に見た修士の学生の実験のデータについて議論して,家族に遅くなる旨謝って夕飯を食べに行った後に,もう一人の博士の学生の発表スライドをチェックして,最後に最初に見た修士の学生の実験のデータについて再議論して,一通り対応が終わったのは午後9時半だった(細かいチェックはもう少し入っているが省略).これだけ目まぐるしく見る研究テーマが変わると,最後の方は何が何だか把握できなくなってくる.
(一人一人に割く時間が少なくて)申し訳ないとは思うが(個人的な事情から一日八時間ぐらいしか大学にいられないので)自分にはこれ以上何ともしようがない.博士の学生が修士の学生の面倒をみてくれる,というところまでいかないにしても,それぞれがもう少し実力をつけて自主的に研究を進められるようになってくれないかな.