モロッコ出張5日目

今日は完全なオフだったので、朝8時に中央バス駅に待ち合わせてワルザザード(実際の目的地はその手前のアイト・ベン・ハドゥと道中のアトラス越え)に行った。ローカルバスだとワルザザードまでの往復約2,000円とワルザザードからアイト・ベン・ハドゥまでのタクシー代(一人約1,500円)で、約3,500円ぐらいかかるところ、集まった人数が6人と多かったので、客引きの話を聞いて約20,000円でミニバスを借りてワルザザードに向かった。
ミニバスの運転手は地元だけにかなり道に慣れており、平地は100km弱、アトラス越えに入っても60km程度でどんどん車を抜かしていく(途中抜かされたのは4WDだけ)。途中、2,200mの峠も越えたりして、前日のエッサウィラとは打って変わって変化のある景色を楽しむことができた。僅か3時間半ほどでアイト・ベン・ハドゥに付いた。アイト・ベン・ハドゥはモロッコで最大規模のカスバ(土砦)で、今もベルベル人が数世帯生活をしている。上に向かうために立体的な順路を取るところがイギリスの城にやや似ているが、構造に対称性が無いため、やや探索するように歩いていった。丘の上に出るとすごい風で、30分ほどでカスバ全体を回ることができた。これだけで来た目的を達成したというところ。ワルザザードは大して見るところがないため、ランチだけ頂いて早々にマラケシュに戻った。
マラケシュの旧市街のフナ広場で解散した後、S君と一緒にロンリープラネットに載っていたkozybarに行った。ここは一階がピアノバー、二階はモロッコスタイルのラウンジ、三階はテラスで、モロッコらしからぬ雰囲気を持ったバーであり、二階のラウンジは最初蝋燭のみの灯りで演出に感心した。土曜日で丁度地元のシンガーがライブをやっていた。