発表スライド(cont.....)

昨日はスライドを作るのを忘れていたので,今日は作ろうと思ったが,徹夜の影響か,起きたら昼過ぎだった.一度口に出してアドリブでセリフを考えつつ読んでみたら,23分弱ほどかかった.学会は最後のセッションだけ参加.明日は面白そうな発表があるけど,練習したほうが良いかも知れず.発表部屋を下見したら,三つの部屋を繋げたような,かなり縦長な感じだったので,文字をあまり小さくし過ぎない方が良さそうだ.
夜に二回目の音読をしたら,詰まりながらも一回目よりは遥かに普通に話せたので,今回も原稿を作らず終わりそうだ.スライドの内容が収束してくれば,スライドの音読(アドリブ)とスライドの表現の微調整の手続きを二,三度繰り返すことで,スライドに書く内容と,話す内容のバランスを効率よく最適化することが出来る.最近はずっとこの方法でやっている.この方法は以下の点で自分には合っている.

  • 音読なので一人で出来る.人に発表を見てもらえるほど早く準備できない自分には合っている.また,原稿を用意する必要もない.口語で原稿を書くのに慣れていない自分には楽.
  • 原稿がない状態で喋るので,自分にとって話しやすい英文が自然と出てくる.スライドだけを見て原稿を作るのに比べて,遥かにセリフが頭に残りやすいし,速度調整も簡単.スライドでセリフを連想しにくかった表現があれば言いやすいよう直せば良いし,セリフが多くなった箇所があれば情報を適宜足す.発表はスライドとセリフで構成されるので,両者に大きな乖離があってはいけない(スライドの項目をトピックセンテンスだと思って段落を話す感じか).乖離したことを言うと,理解のための情報量が減る(スライド/セリフのみの完成度が要求される).
  • スライドを何度も一人で直していると,だんだんスライドを客観的に見れなくなってくるが,自分の声を聴きながら見ると,足りないところや助長なところがより意識される.それに基づいて直すと,実際良くなっているかどうかにかかわらず,スライドやセリフに(更には研究自体にも)自信が持てるようになってくる.これは発表するうえで最も大事.学生時代に,ポスドクの人から言われたが,発表するときは「自分の研究は他の誰の研究よりも素晴らしい」と思うくらいで良い.

ただ,最近は話す英語の質が非常に落ちているので,セリフを言いながら文法のおかしさに気づいて凹むことが多い.後もう一度ぐらいは音読しよう.