研究会の行く末

若手の集まりの一方で,自分の分野の研究会がスケジュールされていたので参加した.研究会に参加するのは今回で二回目.結構面白い.以前研究会の幹事をされていた方に聞いた話では,(開催回数を減らしたりとか)論文数を確保するための工夫を行っているものの,最近は参加者・発表者数が減り,特に(若手に大局的な視点からアドバイスしてくれる)シニア研究者の参加者も減ってしまって,研究会の存続が危ぶまれているそうだ.その原因の一つには,以前研究会が果たしていた役割を,今回のような若手を中心とした会合や,関西や関東など研究が盛んな地域で開かれているローカルな会合が担うようになってきた,というのがあるのかな,と思う.発表の場が分散化・局所化した結果,研究会に論文が集まりににくくなっているのだろう.
自分はどの会合にも普段参加してないので,あまり気にはしていないのだけど,こういう傾向ってどうなのでしょうね.似たようなイデオロギーで研究している人が内輪で集まって話すのも(話が合って)楽しいと思うけど,全国から色々な年代の人が集まる研究会の意義(価値)をもう少し見直しても良いのではないかな.