MacBook Air (Mid 2011) 11-inch が届いた
7月26日に注文した MacBook Air (Mid 2011; Intel Core i7 1.8Ghz; 4GB RAM; 256GB SSD) が8月9日に届いた.結局,注文から本体が届くまで二週間ほどかかった(ちなみに SuperDrive は今日届いたところで,Thunderbolt ケーブルはまだ届いていない)が,その間に古い MacBook で最後の仕事(査読)を終えることができたので,気分よく移行中.
一週間ほど使ってみた印象としては,ハードの作り込みはやや雑というか値段なりだが,基本性能はメインマシンとしても充分,というところ.MacBook Air (Late 2010) 11-inch はスルーして正解.使っていた気がついた点をまとめておく.
良い点
- 碓氷軽井沢*1.Cooool. 11-inch なので今の鞄にもらくらく入る.MacBook (Air) の入るカメラバッグを調べてみた - ny23の日記で鞄は散々調べたけど,当分の間,買う必要はなくなった.
- 以前のメインマシン(MacBook (Late 2008; Intel Core 2 Duo 2.4 GHz))比で 50-70% 倍速く, Mac Pro (Early 2008; Intel Xeon 3.20 GHz) 比でも 5-20% 速い.現時点で最速の実験環境*2.
- SSD のため起動・終了がとても速い.OS X Lion の起動時間は約13秒,終了時間は約3秒.
- ディスプレイの画素数は MacBook (Late 2008) と同じぐらい (1280 x 800 -> 1366 x 768) で,特に狭くは感じない.PPI は 113 -> 135 と iPhone 3GS (163) に近くなって,より自然な感じ.
- キーボードバックライトは MacBook (Late 2008) で一番気に入っていた機能だったので,MacBook Air (Mid 2011) で復活してよかった(Late 2010 で一旦削除されていた).
- SSD,ディスプレイ共 Samsung 製なので,いわゆる当たりの組み合わせ((
> ioreg -lw0 | grep IODisplayEDID | sed "/[^<]*</s///" | xxd -p -r | strings -6
でディスプレイのパネルの型番が調べられる.パネルは AUO 製の方が良いという話もある.)).
悪い点
- Xcode 4 で入る gcc がデフォルトで llvm-gcc になり,そのまま使うと emacs など コンパイルでよくこける.gcc-4.2 も入るのでそちらを使うようにする.
- 左の USB ポートの嵌合が渋く,やや差し込みづらい.裏表間違っていないか不安になる.
- 筐体の背面の水平が出ておらず,右手前の足が浮く.タイプ時にはカタカタと揺れてとても気になる.巷では半ば仕様とみなされているようで,押し付ける,ネジを閉め直す,初期不良として交換してもらうなどの対策があるようだ.
- キーボードは MacBook に比べてさらにストローク浅めでペシャペシャした打鍵感.外付けキーボード (HHKB Professional 2) との差はもはや埋め難い.比べてはいけないという意味で,ラーメンとカップラーメンぐらい違う.
- その他,ディスプレイと本体の隙間にゴミが入りそうとか,ディスプレイの周りの余白が MacBook (Late 2008) より大きいとか,随所に無駄を感じる.縦をもう少し長くすれば,ディスプレイもアスペクト比で 16:10 にできて,バッテリー容量も増やせたのではないかな.
近所の手芸店で厚さ 2mm のフェルトを買ってきて,妻にお願いしてハンドメイドでケースを作ってもらった.感謝.
*1:先週,長野の温泉で湯治をした帰り軽井沢に寄ったので,このような変換になってしまった.
*2:Intel Core i7-2677M は通常時の動作周波数は 1.8GHz だったが,Turbo Boost 時は 2.9Hhz.Geekbench のスコアは 5833.