ネルドリップの道具を買った
年末に珈琲豆が無くなり,某所で慌ててブルーマウンテン No.1 を 200g 買ったら (送料込 2100円),焙煎が浅いのか古いのか,ペーパードリップでどのような温度・挽き方で入れても,豆が思うように膨らまず,酸味が立ってしまい美味しくない.とても勿体ない気がしたので,ここはひとつネルドリップで入れてみるか,と思った.
ネルドリップ用の器具は色々あるが,ネルフィルタの固定方法で分けると,手つきネル,ヤグラ,専用容器の三通りがあるようだ.それぞれ,目ぼしいものを上げると,
手つきネル
- 富士珈機 布フィルタ (1-3 cups; R90 x D130; 324円)
- マルタ・ネルドリップ手付(1 cup; R70 x D85; 556円)
- ボンマック 布フィルタ 金具付(1 cup; R82 x D76; 662円)
- カリタ 手付 (4-5 cups; R98 x D110; 682円)
- カフェ・ド・ランブル ネルフィルタ (1-2 cups; 940円)
- MORIHIKO コーヒーネルフレーム (1 cup; R100; 4200+420円)
ヤグラ
- ボンマック ミニやぐら (R95 x D180 x R155; 1260円)
- カリタ ステンレスヤグラ (R170 x D400 x R220; 1890円)
専用容器
- コーノ ネルドリッパーセット (3cup; 5775円)
- ハリオ ドリップポット・ウッドネック (1 cup; 3150円)
- CHEMEX (3 cups; 6300円)
- 三ノ輪三丁目ネルドリッパー (2 cups; 5775円)
専用容器は造形を楽しめるものが多く,特にハンドメイドの三ノ輪三丁目ネルドリッパーはとても素敵だ.しかし,これ以上大きな珈琲器具が増えてしまうと置き場所がない.そんなわけで,いずれヤグラに移行することを意識して,安価な手付きネルから選んで試してみることにした.
手付きネルと言っても上に挙げたように色々あり,カリタは基本的に大人数向けのラインナップで手付きネルもネルが交換できないため除外,柄はステンレス製がそのまま煮沸できて手軽そうなので,富士珈機のプラスチック柄のものはパス,残った候補の中で,丸太が衣料メーカーだけあってネルが厚手で評判が良さそうだったので,マルタの手付きネルを買うことにした.
新宿のハンズや代々木上原のカルディには残念ながら売っていなかったので,下北沢のモルティブまで足を運び,四枚接ぎで交換用のネルフィルタがある「マルタ 手付きネル A-1 (1〜3人用; 420円) 」を買った.
ついでに,職場用の豆も買うことにした.店員さんの話では,どれも焙煎一週間以内とのことだが,インドネシア ランテカルア カロシ トラジャ 556円/100g を買おうとしたら,焙煎後一週間とのこと.う〜む.少し考えて,エチオピア モカ イルガチェフェG2 525円/100g を購入.早速入れてみたら,程良く膨らんだ.焙煎5日以内ぐらいかな.G1 ほど洗練されてはいないが,十分美味しい.やっぱり,買ってすぐ入れて膨らまないと,何だか残念な気分だよな(浅煎りで膨らみにくいのだとしても).
[追記] イルガチェフェ G2,少し粗め,多めで入れてみたら,香り良く甘くすごく美味しくなった.味がクリアを通り越してキラキラしている.有機栽培ということで,値段ほどには味への期待はなかったが,膨らみも良いし気持ちよく入れられるなあ.