某全国大会一日目

朝9時にチェックアウトして,吉岡コーヒーに.最初,店に気がつかなくて通り過ぎてしまった.店内は二人掛けが二席,広めのカウンターと一人でも気安そうな店で,先客一人,後客も一人と,ちょうど良い程度の混み具合の時間が続いて,思わず長居したくなりそうな感じだった.
モーニングが無料サービスだったので,シナモントーストをチョイス.ショットのマンゴージュースはトロっとしていて濃密で美味しい.コーヒーは最初中程度の煎りのグァテマラ,ついでマンデリン(二杯目からは200円引き)を頂いた.カップを温め,ペーパードリップ(メリタ?)で丁寧にゆっくり入れる感じ.グァテマラを一口,雑味は極力抑えられており,澄んだ味でよく入れられたコーヒーという印象.神保町の蔵や,恵比寿の猿楽珈琲に近いが,そこまでは洗練されていないかもしれない.でもこれぐらいがいいのかな.マンデリンは,香りも味も強烈な土臭さが感じられ,これぞマンデリンという一杯.これぐらいはっきりマンデリンの特徴が出ていると,飲む人を選ぶかもしれない.お土産に,ネパールの珈琲豆を買ってみた.時間もないので飲み終わったら余韻も残さず店を後にした.本大会も参加できていれば、毎日行ったかもしれないなぁ.
会場入りは予定通り 10:10 で,三人での講演のところ,開始が5分ぐらい遅れて,自分の所でも10分ぐらい遅れて,最終講演者の講演時間があまリ無くなってしまったのが最大の反省点.自分はやや吃音癖があるので,発表した後はいつも自己嫌悪に陥るのだけど,今回は特にスライド枚数が多過ぎたのが失敗だった(自分の声に自信が無いので,スライドではなるべく要点を逃さず書こうとして,結果としてボリュームが増えてしまう傾向がある.吃音+早口+言いよどみでほとんど喋っている内容が聞き取れなかったのではないか).それなりに準備に時間が割けた昨年の学会発表では話した後で後悔するようなことはなかったので,単純にかけている時間が足りないのだと思う.中継されていた ustream では最大で180人程度聞かれたようで(会場の聴衆より多い?)全体として関心を持って聞いてもらえたのは良かった.終わったあとに,ブログをみているという方や,ソフトウェアを使っているという方が何人か来られて,それも嬉しかった.
聴衆が多いのは,やりがいを感じる反面,(多くの人から奪った時間に見合うコンテンツを提供できているか,という点で)責任も強く感じるので,もうしばらくはこういう場での発表は遠慮したいなというのが正直な気持ち.今回は,予定がバッティングしてしまったのが最大の誤算で(講演を引き受けたあとで,よりプライオリティが高いシンポジウムが翌日に設定された),その点で,聴衆の関心に十分応える内容のスライドを用意できなかったのではないか,という悔いがある.あと謝辞を入れ忘れたのも,少し悔いが残るところ.
講演中に,夕方から東京の職場でデモの仕事が入ったため,お昼を食べて早々に会場を後にした.お土産としてパンを買いにSURIPUに行ったら臨休!で仕方なく,そこから JR に乗って新幹線に乗って職場に戻った.