共著論文が(ようやく)国際会議に採録された

指導している学生の論文がようやく国際会議に通ったようだ.博士課程の学生なので論文を書く地力がつくよう,大幅な書き直しが必要なときは(安易に直したりせず)何がまずいかを指摘するだけにして,なるべく学生自身に修正方法を考えてもらうようにしていたので,なかなか論文の完成度が上がらず,加えてプログラム・実験設定の不備が見つかることも多々あったりして,採録までに思いのほか時間がかかってしまった.まあ,論文を学会に通すことを目的として研究(指導)しているわけではないので良いのだけど,指導する側も投稿を続けることに疲れが出始めた頃だったので,通ってくれてホッとした.
今回の学会もちょっと今の論文の完成度では厳しいかな,と思っていたのだけど,2nd tier の会議で採択率が高いのと,プログラム委員が(恐らく)ポスター発表でなるべく多くの論文を拾うという方針だったらしい?*1のとが重なって,何とか拾ってもらえたようだ.学生にとっては初の査読付き国際会議の論文ということで,通ったのはもちろんめでたいけど,論文のページ数が半減して full paper ではなくなってしまったので,これで満足して欲しくないなぁ,というのが正直なところ.そういうわけで,最初にどう言葉をかけるか少し迷った(結局,おめでとう,良かったね,と言った).
博士課程の途中から指導するようになって,指導する側としても色々と試行錯誤するところがあり,難しいのだけど,学生自身が研究をすごく楽しんでやってくれているのが何よりの救いかな.修士号はともかく,博士号はやはり地力をしっかりつけて取らないと,出たあとで自分が望むような形で生きていけなかったりするので,効率が悪いようでも地道に積み重ねていってもらうしかないのかなと思う*2
今日は 22:30 ぐらいに出るつもりだったが,ある学生が詰パラを机の上に置いていたので,しばし詰棋談義に花を咲かせるなどして気がついたら 23:00 近くになっていた.詰将棋作者の話や,過去の良作の話をしてみたり.df-pn は実装が難しい,という話を聞くなど.しかし,まさか研究室でこんな話ができると思わなかったな.盛り上がり過ぎて,仕事中の別の学生に迷惑だったかもしれない.人工知能分野の問題として,指将棋も詰将棋(解図)も分かりやすい到達目標がなくなりつつあるという話は以前したけど,詰将棋(創作)はまだまだやる余地は残っていそう.評価データは詰パラとか50年分ぐらいあるし,誰かやらないかな.

*1:査読者三人中一人でも採録側に振れていればポスター論文として採録を考慮してくれていそうな感じだった・・・と思ったが,ポスター論文の採録本数は思っていたよりは少なそうな感じ.

*2:博士号を取った学生,取れなかった(取らなかった)学生のことを想うと,取るべくして取って欲しいと感じる.