2017北海道サイクリング三日目

この日は最後に過去のサイクリング史上最悪のトラブルに巻き込まれてしまった。そこまでの顛末を。

コース外観 (google map)

今日は峠二つ超えて160km走るので、朝8時に出発してまずは樹海峠に。かなり手前に三の山峠なる看板があったが、そこからも登りは続く。。一番高いところで標高473mだった。そこからダウンヒル

獲得した標高を失っていくのは、一夜漬けでテスト受けた後に翌日覚えたことを全部忘れちゃうと同じような喪失感がある。同じ所は成績(達成した標高)は記録として残るというところで、違いは忘れてくのが気持ちいい(ダウンヒル)というところ。まあ仕方ない。

その後、Googleマップが38号にぶつかる交差点を回避するショートカットコースを提示して来たので、今度は無視して交差点を経由したら、鉄道員の舞台になった幌舞駅というか幾寅駅があった。中に鉄道員のロケ時のギャラリーがあったのでしばし観覧。けんさん二人が映ったスクリーンショットもあり。この駅を含む富良野から新得の間は、去年の台風で普通になって、まだ復旧しておらず、代行バスの案内が掲示されていた。

そごもうしばらく走って2年前に通ったトマムからのルートと合流。この時点で標高すでに414m。なので、狩勝峠の644mまでは余裕の標高差だ。547mぐらいまで登って、あと100mというところで少し勾配がきつくなった。まあ通ったことあるので分かっているけど、峠はすぐ近く。

狩勝峠到着は10:17でなかなか良いペース。ここから下り基調で、楽な行程になるはずだった。そうはならなかったが。。

びゅーんと下って、昼を食べるつもりでいたじんぎすかん北海道に直行するつもりだったが、十勝清水で目分料という蕎麦屋が近いことに気づいて立ち寄り。11:40着。もりそばを注文。かえしが少し弱いのが気になったが、そば湯は最後濃厚で好みの味だった。

そこから、東方面に走ったら、とにかく強い東の風で、力の大半を風に抗うのに持っていかれている感じ。そしてこれが最後まで続く。。なんとかじんぎすかん北海道まで辿り着いたのは13:30。なぜ昼をジンギスカンにしたかというと、本当はじんぎすかんの白樺と想いやりファームに行きたかったのだけど180km越えだったので断念したから。ランチサービスで、マトン270円、ラム330円と激安だったので希少部位というキングマトン・ラムを頼むのをやめてそれらとご飯を注文。そしてこのラムがめちゃめちゃ美味しかった。これまで食べたラムの中で至高。。

そして。そのあと逆風に抗ってR38を走り抜け、宿まで6kmばかりのところで事件は起きた。。突然チェーンがチェーンリングから外れてギアアップしても戻らない状態に。なんで?と思って自転車を止めてクランク周りを見たら、、、チェーンリングを固定するボルト5本のうち3本が欠落して固定できない状態になっていた。

最初に思ったのはあー今度は終わったな、と。もう進めないな、と。次に思ったのは坂下ってる途中とか、宿まで遠いところでなくて良かったなと。

これまでの自転車トラブルで完全に自走不可能になったには初めてだったが、これも運命かなと受け入れて今日泊まる厚内の宿の待ちぼうけに電話したら、オーナーのゲタさんが親切にも車で迎えに来てくれることに。不幸中の幸いというか、天の助けだった。待っている間、ボルトが落ちてないか探しに行ったが、直前に通ったトンネルのところまで行って諦めた。

厚内にはロードバイクの部品を扱う店はないので、どこか大きめの都市まで行って自転車屋でなくなったチェーンリングボルトを入手せねばならない。ゲタさんが厚内駅の時刻表を見せてくれたが7:13の次は11:49という辛いスケジュール。釧路の自転車屋さんに何軒か電話をかけて、10:00からやっているところでチェーンリングボルトの在庫があるということだったので、7:13の電車で行って(8:31に着くので)和商市場辺りで朝ごはん食べて時間を潰すことにするかな。

まあ、厚内ー釧路間、R38で交通量多くて道路脇に溝彫ってあって景色そんなに良くなくていつも走っていて自走にこだわらないならスキップしたいなこの道と思っていたので良いかな。待ちぼうけが駅まで徒歩3分もところにあったのも不幸中の幸い。

気を取り直してお風呂に入って、漁師飯。ここは、漁港が近くてゲタさんの料理もトークも上手くて、最高の宿なのだ。本日はサンマの刺身となめろうだけ釧路からのもので、あとは鮭づくしのメニュー。そして9時からは酒づくし。気を取り直してやっていこう。

今日に進捗
6h51m27s / 154.95km / 22.6km/h
今日は風に負けた。最後まで自走できなかったのは無念