最近見かけた軽量化パーツ

冬は雪で走れないのでパーツを交換してもほとんど眺めているだけ。
新製品が出始める時期なのでここ数ヶ月の軽量パーツの話題をメモ。
KCNC が 前後のクイックレリースを出すようだ。定価は$60程度ということなので、かなり安い。クイックとしてはm2racerのコピー品を除けば最軽量かも。ブレーキもそうだがデザインにオリジナリティがあるのがいい。
日本にはまともな製品が入ってきていないM5のクランクとBBがサイクルイベントで実測されていた。ハブも流通しているし、そろそろ流通しても良い時期かも知れない。掲示板を閉鎖するなどやや後退気味のINGENU Myth （BB込みで300g）の前には出して欲しいところ。
英国のカーボンパーツメーカーのFibre-lyteがカーボンカセットを試作した。シマノ用9S 12-25Tでロックリングを除いて78gとのこと。基本的にカーボンカセットはあり得ないと考えていたらしいが、作ってみたら案外まともに使えるとのこと。市販されることは無いと思うが経過が気になる。
個人経営のカーボンパーツメーカーであるLotz Carbonは、シートクランプが金属部の変更で少し軽くなった。Julian (Lotz) と個人的にやりとりした話では、もうすぐ新しいモールドのサドルを出すと言っていたがまだ出る気配はない。シートポストはサドルのバックオーダーがたまってるのでしばらく何も出来ないと言っていた。フィンランドで自作カーボンパーツ（TTフレームまで！）を自作していたSamu Ilonenが、最近自作パーツに貼るロゴを色々検討しているようだったので、ホームページを見たら Signature Composites という会社を興していた。日本に出回ることはまず無いと思うが、サドルやシートポストなどの仕上げは非常に美しく、ほれぼれする。charliemikeの自作カーボンパーツも非常に仕上げの質が良いので市販してくれないかと思ったり。
海外の軽量マニアの間でも非常に評判の良いアメリカのEDGE Compositesのフォーク・リムとも定価がWebページに載って本格的な流通が始まりそうだが、日本に入ってくるのはしばらく先になりそう。
ドイツのショップのXXLightが軽量パーツを出してきている。BB93 (93gのISIS BB)など、モデル名に重量が入っているのが特徴。FH36（前ハブ），RH150（後ハブ）、F295（フォーク）、CR855（フレーム）、 SP27, SP31（流石にこれはシートポストの径で、重量は27.2mmx250mmで70g）
軽量クランクで有名なNATEC MythicCarbonのWebサイトが更新されたが、変更されたのはロゴだけで重量は変わらず。はっきり言って前の方のロゴが良かった。
SchmolkeのカーボンフレームがTOURの最新号で評価されていたが普通という感じ。Storck と同形状ということなのでやっぱりリバッジ品なんだろうか。あまりそういうことをするメーカーには見えないんだけど。
日本で手に入る可能性のあるのはKCNC/M5/EDGEぐらいだけど、M5/EDGEはボッタクリ価格になりそうな予感。