自作の学習器が MacPorts から導入可能になっていた

以前分類器を MacPorts に登録してくれた方が*1,学習器の方も登録してくださったみたいで,コマンドライン一行でインストールできるようになっていた(スバラシイ).(実数値素性は使えないが)多項式カーネルが使える学習器の実装としては相当に速い*2のでお試しあれ.
多項式カーネルを使う場合,LIBLINEAR-POLY2 が動かないような高次元のデータセットでも,動的ダブル配列*3のおかげで省メモリで学習可能(手元の実験では,メモリ消費1/100,訓練時間1/15-1/50ぐらいで動いている).年末の改良で,独自オプションをやめて,学習が数倍速くなって,多クラス分類*4にも対応した(別で公開している分類(専用)器の方も,分類が数倍速くなり,上述の学習器で得られるモデルに対応).
多項式カーネルを使わない場合でも,二値素性向けの最適化のおかげで LIBLINEAR の1/2-1/10ぐらい訓練時間で同程度の精度の分類器が学習できる(分類時間も 1/4 ぐらい).LIBLINEAR でも遅いという人は少ないだろうから,こちらはあまり意味が無いかも知れないが.
MacPorts からインストールする場合,デフォルトで多クラス分類の学習器もインストールしてくれるようだ(最初多クラス分類器だけ構築するのかと勘違いしていたが,実際は Makefile の編集によりどちらも構築するようになっていた.これまたスバラシイ*5).二値分類の場合は,二値分類専用の学習器を使う方が数倍ぐらい高速,メモリ消費も少なく,モデルサイズも小さくなる(多クラス分類器はコードの変更が必要最小限で済むように std::valarray を多用して実装したので,最適化がまだ十分とは言えない).
文脈と全然関係ないけど,ただいま,相棒の花の里が復活 [21:53].新女将はあの月本幸子.これはスバラシイ.今日は共著のジャーナル論文も条件付き採録になったし,全くスバラシイ一日だな.今日は祭りだ.