双葉商店の銀杏のまな板

身近なものを長く使える良いものに少しずつ置き換えているのだけど,今回は近所の百貨店に双葉商店さんが来ていたので,銀杏のまな板を買ってみた.今まで使っていたまな板がいよいよダメになってきたので,ここしばらくまな板について調べていたが,包丁の当たりの良さや(包丁を傷めない),耐久性を考えると(鉋で削れば元通り),やはり木のまな板が良いようだ.木のまな板で一般的なのはヒノキだけど,実際にはより適した素材のものがあるようで,特に,やや硬いがカビにくく匂いの無いホオ,歯当たりが良く水切れも良いイチョウ,全てにバランスの取れたネコヤナギなどが良いようだ.ネコヤナギはまな板が取れるサイズまでなかなか育たないことから,あまり流通しておらず,調べた限り荒井製作所京都白木屋くらいしか売っていなかった.また,やや高級品(過ぎる)と感じたので,今回は銀杏にしてみた.
油分を多く含み,特に水切れが良いという赤太の部分のまな板も気になったが,催事場に来ている職人さんに話を聞いたところでは,大きな違いはないということだったので,19cm x 34cm のサイズのものと,12cm x 21cm のものを購入.ほのかに木の香りがするものの気になるほどではなく(銀杏臭ではないので恐らく雄木),銀杏の焼印なども入っていて,非常に良い感じだ.
[追記; 2012/07/28]一年ほどたって黒ずみが目立つようになったタイミングで,近所の百貨店に双葉商店さんが来たので鉋で削ってもらった.さらに一年ほどたって,小さい方は野菜面の黒ずみがひどくなったので,SOWA まな板削り (315円)で磨いてみたが非常に労力がかかる上,仕上がりに納得がいかなかったので,高儀のホビーカンナ(397円; 参考: まな板を削ることになりました(笑) | ちくちくてづくりざっか)を買ってきて磨いたらかなりすっきりした.#600で表面を仕上げて終了.まだまだいけるな.